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Pythonとは?初心者向けにわかりやすく解説

Pythonって結局どんな言語?何ができて、なぜ最初に学ぶ言語として人気なのか。専門用語を避けて、ざっくりと解説します。

英語のように読めるプログラミング言語

構文やクラスの話に入る前に、そもそも Python とは何者なのか、ざっくりイメージをつかんでおきましょう。Python はプログラミング言語のひとつで、コンピュータに指示を出すためのルールの集まりです。では、他のプログラミング言語と何が違うのか。いちばんの特徴は、コードの見た目です。まるで英語の文章を読んでいるような感覚で読めてしまうんです。

たとえば "print hello, then add two and three." (「hello と表示して、2 と 3 を足して」)という文。これが Python だと、ほぼそのままの形で書けます。

main.py
Output
Click Run to see the output here.

この「読みやすさ」というのは、単なる売り文句ではありません。大学の講義でも、データサイエンスのノートブックでも、誰もが知っている企業の本番サーバーでも Python が採用されている最大の理由が、まさにこの読みやすさです。記号の解読にエネルギーを使わずに済むぶん、解きたい問題そのものに頭を使えるというわけですね。

Pythonで実際に何ができるのか

教科書的には「汎用プログラミング言語」と紹介されますが、それだけではピンときません。現場での使われ方を具体的に見てみましょう。

  • 自動化とスクリプト。 ファイルを千個まとめてリネームする、毎週月曜の朝にレポートを自動ダウンロードする、表計算データを整形する——「面倒な作業はコンピュータにやらせたい」と思ったとき、まず手が伸びるのが Python です。
  • データ分析と機械学習。 pandas、NumPy、scikit-learn、PyTorch といったライブラリのおかげで、Python は現代のデータ分野における事実上の標準言語になりました。ここ5年でAIの話題を目にしたなら、その裏側のコードはほぼ間違いなく Python です。
  • Webバックエンド。 Django や FastAPI といったフレームワークは、ちょっとした個人プロジェクトから、1日に数百万リクエストをさばく大規模サイトまで幅広く支えています。
  • 科学技術計算。 物理学者、生物学者、天文学者たちがシミュレーションや実験データの分析に Python を使っています。
  • ちょっとした個人用ツール。 写真フォルダを整理するだけの10行のスクリプトも、立派な Python プログラムです。しかも十分に役立ちます。

最初からどの分野に進むか決める必要はありません。この章で書く初心者向けのコードは、ここに挙げたすべての分野の土台になるものと同じです。

Pythonはどうやってコードを実行するのか

Python のコードを1行書いても、それだけでは何も起こりません。インタプリタ——これも「python」という名前の別プログラム——がファイルを上から順に読み込み、1行ずつ実行してくれます。たったそれだけ。コンパイル作業もなければ、配布用のビルド成果物もなく、結果を確認するまで延々と待たされることもありません。

この性質は学習のしかたを大きく左右します。空のファイルを開いて、2行書いて、実行して、Python が何をしたかをすぐに確認できる。文字を1つ書き換えて、もう一度走らせる。この短いフィードバックループこそが、多くの人が Python を体で覚えていく秘訣です。

ぜひ自分で試してみてください。下のブロックはその場で動かせる Python エディタです。名前を書き換えたり、計算式をいじったりして、何度でも実行してみましょう。

main.py
Output
Click Run to see the output here.

見てのとおり、1行が1つの命令になっています。Pythonは最初の行を読んで実行し、次の行へ進む。それだけです。隠れた main 関数もなければ、本題に入る前の前置きもありません。このシンプルさこそがPythonの武器です。

Python 2とPython 3、どっちを選ぶ?(実は悩む必要なし)

ネットで調べていると、たまに「Python 2」という言葉を見かけることがあります。でも気にしなくて大丈夫。Python 2は2020年にサポートが終了していて、セキュリティアップデートももう出ていません。今どきのチュートリアル、ライブラリ、求人情報は、すべてPython 3を前提にしています。今「Python」と言えばPython 3のこと。次のドキュメントでインストールするのも、もちろんPython 3です。

なぜPythonから始める人が多いのか

初めてPythonを触ると、いいこと尽くめだと気づきます。

  1. エラーメッセージが読める。 コロンを忘れたり変数名をタイプミスしたりすると、Pythonは 何行目で 何を期待していたのか をきちんと教えてくれます。暗号を解読する必要はありません。
  2. 標準ライブラリが充実しすぎ。 ファイルの読み書き、ネット通信、日付の処理、数値計算——たいていのことは最初から入っていて、import するだけで使えます。
  3. 困ったときの答えがすでにある。 Pythonのエラーでググれば、まず間違いなくStack Overflowのスレッドに当たり、そこに気の利いた回答が5つくらい並んでいます。
  4. 同じ言語でスケールする。 電卓を作りながら覚えたことは、Webアプリを作り始めても無駄になりません。身につけた習慣、語彙、構文のほとんどをそのまま持ち越せます。

次に進むこと

最初の一歩を踏み出すだけの準備は整いました。次のドキュメントでは、お使いのマシンにPythonをインストールして、ブラウザの外でコードを動かせるようにします。そのあとは、はじめてのスクリプトの実行、Pythonの文法ルール、コメントの書き方——と進み、そこから本格的にデータを扱い始めます。

焦らず1ページずつ進めば大丈夫。遅れているなんてことはありません。

よくある質問

Pythonをひとことで言うと?

Pythonは「英語に近い書き方ができる汎用プログラミング言語」です。テキストファイルに命令を書くと、Pythonがそれを上から順に実行して、文字を表示したり、計算したり、Webページを取得したり、機械学習モデルを学習させたりしてくれます。

Pythonは何に使われているの?

Webアプリのバックエンド、データ分析、機械学習、業務の自動化スクリプト、科学技術計算、ちょっとした便利ツール作りなど、とにかく用途が幅広いのが特徴です。同じ言語がこれだけ色々な現場で使われているので、小さなスクリプトで覚えた知識がそのまま大きなプロジェクトでも活きます。

Pythonは無料で使えますか?

はい、完全に無料です。Pythonはオープンソースなので、個人利用はもちろん商用利用もOK。python.orgからアカウント登録もライセンスキーもなしで、そのままダウンロードできます。

最初に学ぶ言語としてPythonはアリ?

多くの人にとって「アリ」です。文法がシンプルで読みやすく、エラーメッセージもわかりやすい。さらに日本語・英語ともに解説記事が豊富なので、詰まってもすぐ答えが見つかります。言語と格闘する時間が減る分、「問題をどう解くか」を考えることに集中できます。

Pythonの習得にはどれくらいかかる?

変数・ループ・関数・基本的なデータ構造といった基礎レベルなら、集中して20〜40時間ほど手を動かせば一通り使えるようになります。実際のプロジェクトで戦力になるには、小さなものを作り続けて数ヶ月というイメージです。入り口は驚くほど入りやすく、それでいて何年やっても飽きない、懐の深い言語です。

Pythonって難しい?

メジャーな言語の中では最も学びやすい部類だとよく言われます。文法が英語に近く、エラーメッセージも読みやすい、環境構築も最小限で最初のプログラムが動かせます。プログラミングの本当に難しい部分は「問題を小さなステップに分解する力」で、これはどの言語でも共通。その練習をする上で、Pythonは余計な邪魔をしてこないのが強みです。

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