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単位円

単位円は、原点を中心とする半径1の円です。円上のどの角の点も (cos, sin) なので、一枚の表に sin・cos・tan の特別な値がすべて収まります。

著者: Nethanel Bar, 共同創業者兼CEO

最終更新

この表は、16個の特別角すべての sin と cos を、度数法と弧度法の両方で示します。tan も 表示したり、印刷して書き込める空欄の円に切り替えたりできます。

単位円の表

単位円の値の一覧

表のすべての値を一つの表にまとめました。tan は sin を cos で割ったものなので、cos が 0 になる角では値がありません。

度数法弧度法cossintan
0°0100
30°π/6√3/21/2√3/3
45°π/4√2/2√2/21
60°π/31/2√3/2√3
90°π/201定義されない
120°2π/3−1/2√3/2−√3
135°3π/4−√2/2√2/2−1
150°5π/6−√3/21/2−√3/3
180°π−100
210°7π/6−√3/2−1/2√3/3
225°5π/4−√2/2−√2/21
240°4π/3−1/2−√3/2√3
270°3π/20−1定義されない
300°5π/31/2−√3/2−√3
315°7π/4√2/2−√2/2−1
330°11π/6√3/2−1/2−√3/3

なぜ点は (cos, sin) なのか

円の上で点をドラッグして、2本の破線の辺を見てください。

円の半径は 1 です。仕組みはそれだけです。中心から円まで、ある角で線を引き、その点から x 軸へ垂直な線を下ろします。すると斜辺が半径である直角三角形ができるので、斜辺は 1 です。

この三角形で、cos は隣辺を斜辺で割ったものです。隣辺は横の辺で、斜辺は 1 なので、cos は横の辺そのものです。同じ考えで、sin は縦の辺になります。だから点は (cos(x), sin(x)) です。横の距離が先で縦が後、x が y より先です。

単位円の覚え方:必要な数は三つだけ

第1象限に、円で使う値がすべてそろっています。

角cossin
30°√3/21/2
45°√2/2√2/2
60°1/2√3/2

異なる値は三つだけです。1/2、√2/2、 √3/2 です。30° と 60° は同じ組を入れ替えたものになっています。 二つの角を足すと 90° なので、二つの三角形は同じ三角形を反対の端から見たものです。

象限ごとの符号

第1象限の外にある角は、どれもこの三つの数に符号をつけて使います。符号を求めるには 参照角、つまり線と x 軸のあいだの角を使います。150° は 180° に 30° 足りないので、 参照角は 30° で、値は 30° の値に新しい符号をつけたものです。

符号は点の位置で決まります。cos は横の距離なので、円の左半分では負になります。sin は 縦の距離なので、下半分では負になります。表では各象限に (cos, sin) の符号を示しています。

象限角cossintan
I0° から 90°+++
II90° から 180°−+−
III180° から 270°−−+
IV270° から 360°+−−

なので 150° は (−√3/2, 1/2) で、参照角が同じく 30° の 210° は (−√3/2, −1/2) です。

弧度法で見る単位円

一回転は 360° で、2π ラジアンでもあります。半径 1 の 円の周の長さが 2π だからです。1 ラジアンは、長さが半径一つ分の弧に 対する角です。半回転は 180°、つまり π です。

そこから、特別角は半回転の分数になります。30° は 180° の 6 分の 1 なので π/6、45° は 4 分の 1 で π/4、60° は 3 分の 1 で π/3 です。分母はその角が半回転にいくつ入るかを表し、分子はその 数を数えます。150° は半回転の 6 分の 5 なので 5π/6 です。

単位円と tan

tan は比 sin(x)/cos(x) で、中心から点への線の傾きです。45° では sin と cos が等しいので、tan はちょうど 1 です。30° では √3/3、60° では √3 です。

90° では点は真上の (0, 1) にあるので、cos は 0 で tan は定義されません。1 を 0 で割った 数は存在せず、垂直な線には傾きがないからです。270° でも同じです。それ以外では tan は 符号のきまりに従います。sin と cos の符号が同じところ(第1象限と第3象限)では正、違う ところでは負です。表の tan 版にはすべての値が載っています。

単位円のクイズと練習

上のドラッグできる円を 出題して に切り替えると、値が隠れます。答えを言ってから 確かめてください。または、次の問題に何も見ずに答えてみましょう。

紙で練習するなら、空欄の表を印刷して16個の点をすべて書き込みます。何も見ずに2分以内で できれば、単位円は覚えています。

よくある質問

単位円とは何ですか?

原点を中心とする半径1の円です。中心からある角で線を引き、円と交わる点に印をつけると、その点の座標はちょうど (その角の cos, その角の sin) になります。つまり単位円は、三角形の問題を座標の問題に置き換えてくれます。座標のほうがずっと思い浮かべやすいのです。

単位円の値はどうなっていますか?

16個の特別角では、どの座標も 0、1/2、√2/2、√3/2、1 のどれかに符号がついたものです。第1象限では、30° が (√3/2, 1/2)、45° が (√2/2, √2/2)、60° が (1/2, √3/2) です。ほかの特別角はどれも、この組のどれかを象限の符号で繰り返します。このページの表には16個すべてを tan とともに載せています。

印刷できる単位円や空欄の単位円はありますか?

あります。このページの一番上の表は、レターサイズの PDF または PNG でダウンロードできます。種類は三つで、座標つき、座標と tan つき、空欄です。空欄版には円、軸、16個の点が残っているので、ラベルを全部自分で書き込めます。

単位円の点はなぜ (sin, cos) ではなく (cos, sin) なのですか?

cos は横の距離を表し、x 座標は横の座標だからです。点から x 軸へ垂直な線を下ろすと、斜辺が 1 の直角三角形ができます。横の辺は角に隣り合う辺なので cos を 1 で割ったもの、つまり cos そのものです。縦の辺は角の向かいの辺なので sin です。

単位円の覚え方は?

三つの数と一つのきまりを覚えます。数は第1象限の値の 1/2、√2/2、√3/2 です。きまりは符号で、cos は円の左半分で負、sin は円の下半分で負になります。ほかの角はどれも、参照角から求めた第1象限の値にこの符号をつけたものです。

度数法と弧度法はどう変換しますか?

一回転は 360 度で、2π ラジアンでもあります。なので半回転は 180 度で π ラジアンです。度に π/180 をかけるとラジアンに、ラジアンに 180/π をかけると度になります。つまり 30° は π/6、45° は π/4、60° は π/3、90° は π/2 です。

90度で tan が定義されないのはなぜですか?

tan は sin を cos で割ったものです。90° では点は真上の (0, 1) にあるので cos が 0 になり、0 で割った答えはありません。270° でも同じです。円の上でも見えます。tan は中心からの線の傾きで、垂直な線には傾きがありません。

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