PHPをインストールするには、使っているシステム用のコマンドを1つ実行します。Windowsはwinget install PHP.PHP.8.3、macOSはbrew install php、UbuntuとDebianはsudo apt install php-cliです。そのあと新しいターミナルを開いてphp -vを実行します。バージョン番号が表示されれば、PHPはインストールされています。
php -v
PHP 8.3.19 (cli) (built: Mar 27 2025 11:08:15) (NTS)
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.3.19, Copyright (c) Zend Technologies
with Zend OPcache v8.3.19, Copyright (c), by Zend Technologies
バージョンとビルド日は環境によって異なります。スクリプトの中では、同じ情報をPHP_VERSIONとphpversion()から得られます。Runを押すと、このページのPHPが返す値を確認できます。
WindowsにPHPをインストールする
いちばん手早いのはwingetで、Windows 10と11に標準で入っています。PowerShellかWindows Terminalを開きます。
winget install PHP.PHP.8.3
ターミナルを閉じて新しく開き、php -vを実行します。ターミナルは起動時のPATHを持ち続けるので、新しいウィンドウが必要です。
手動でインストールする場合は次のとおりです。
- windows.php.net/downloadから「VS16 x64 Non Thread Safe」のzipをダウンロードします。
C:\phpのような短いパスに展開します。- 同じフォルダーで
php.ini-developmentをphp.iniとしてコピーします。 C:\phpをPath変数に追加します(スタートメニューで「システム環境変数の編集」、環境変数)。- 新しいターミナルを開いて
php -vを実行します。
ApacheとMySQLも1つのインストーラーでまとめて入れたいなら、XAMPPやLaragonにPHPが同梱されています。
macOSにPHPをインストールする
macOSにはもうPHPが入っていません。Homebrewでインストールします。
brew install php
php -v
brew install phpで最新のリリースが入ります。バージョンを固定するには、brew install php@8.3のように名前を指定してインストールします。バージョン付きのformulaはデフォルトではリンクされないので、インストールの最後にHomebrewが表示するコマンドでPATHに追加してください。あとで更新するときはbrew upgrade phpです。
LinuxにPHPをインストールする
Ubuntu 24.04とDebian 13は、公式リポジトリでPHP 8.3以降を提供しています。
sudo apt update
sudo apt install php-cli php-mbstring php-xml php-curl
php -v
Fedora、RHELなどでは次のとおりです。
sudo dnf install php-cli php-mbstring php-xml
php -v
拡張機能はphp-<name>という名前の別パッケージです。DebianとUbuntuではphp-mysqlでMySQLドライバー(Fedoraではphp-mysqlnd)が、php-intlでintl拡張が入ります。Ubuntuでディストリビューションより新しいPHPが必要なら、広く使われているppa:ondrej/phpリポジトリにサポート中の全バージョンがあります。
sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php
sudo apt update
sudo apt install php8.3-cli
コードでPHPのバージョンを確認する
ライブラリには最低バージョンが必要なことがよくあります。version_compareはPHPと同じ方法でバージョン文字列を比較し、PHP_VERSION_IDは比較しやすい整数(80300は8.3.0)を返します。
インストール済みの拡張機能を確認する
インストール直後のエラーの多くは、拡張機能が足りないことが原因です。ターミナルではphp -mで読み込まれている拡張機能がすべて表示されます。コードではextension_loadedで名前を指定して1つずつ確認できます。
プロジェクトに必要な名前(たとえばpdo_mysql、intl、gd)を追加して自分のパソコンで実行すると、何をインストールすべきかがわかります。
php.iniの場所を調べる
display_errors、memory_limit、upload_max_filesizeなどの設定はphp.iniにあります。どのファイルが読み込まれているかは、ターミナルでphp --iniを実行すると表示されます。コードからは次のように調べます。
CLIとWebサーバーは別々のphp.iniを使うことがあるので、片方で変えた設定がもう片方に効くとは限りません。開発環境で最初に変えておきたい設定はエラー表示のページで紹介しています。
よくある問題:ターミナルで古いバージョンが動く
アップグレードしたのに、php -vが前のバージョンを表示することがあります。which php(macOS、Linux)かwhere php(Windows)を実行すると、ターミナルが最初に見つけるバイナリがわかります。macOSでは、インストールはされていてもリンクされていないHomebrewのバージョンであることが多く、Windowsでは、XAMPPの中にあるような古いフォルダーがPathの前のほうにあることがほとんどです。順番を直し、新しいターミナルを開いてもう一度確認してください。そのあとはPHPファイルの実行に進みます。
よくある質問
インストールされているPHPのバージョンはどう確認しますか?
ターミナルでphp -vを実行します。1行目にPHP 8.3.19 (cli)のようにバージョンが表示されます。スクリプトの中なら、echo PHP_VERSION;かecho phpversion();で同じ番号を出力できます。
Windowsで「'php' は、内部コマンドまたは外部コマンド…として認識されていません」と出るのはなぜですか?
php.exeのあるフォルダーがPATHに入っていないからです。環境変数でそのフォルダー(たとえばC:\php)を追加し、新しいターミナルを開いてください。すでに開いているターミナルは古いPATHのままです。
どのバージョンのPHPを入れればいいですか?
プロジェクトとサーバーが対応している最新のリリースです。PHP 8.4と8.5はアクティブサポート中、8.2と8.3はセキュリティ修正のみで、8.2より古いものには修正がまったく出ません。正確な日付はphp.net/supported-versions.phpに載っています。
PHPを動かすのにApacheやXAMPPは必要ですか?
不要です。PHPはphp file.phpでターミナルからスクリプトを実行でき、php -S localhost:8000で開発用のWebサーバーも起動できます。XAMPP、MAMP、LaragonはApacheとMySQLを追加するパッケージで、データベースも必要なときに便利です。