=SEQUENCE(5)は、入力した1つのセルから1から5の数値を列の下方向に返します。2つ目の引数を指定するとマス目を埋めます。=SEQUENCE(3,4)は3行4列で、各行を横に1から12まで数えます。A2の5を8に変えると、列が伸びます。
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Rows | Rows and columns | ||||
| 2 | 1 | 1 | 2 | 3 | 4 | |
| 3 | 2 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
| 4 | 3 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
| 5 | 4 | |||||
| 6 | 5 |
SEQUENCE関数の構文
=SEQUENCE(rows, [columns], [start], [step])
rows(行)は返す行の数です。columns(列)は列の数です。既定は1です。start(開始)は最初の数値です。既定は1です。step(目盛り)は、1つ前の数値にいくつ足すかです。既定は1で、マイナスや小数も指定できます。
マス目は横方向から先に埋まります。=SEQUENCE(3,4)の1行目は1、2、3、4で、2行目は5から始まります。列の下方向に数えるには、TRANSPOSEで囲みます:=TRANSPOSE(SEQUENCE(4,3))。
SEQUENCEにはExcel 2021、Excel 2024、Microsoft 365のいずれかが必要で、それより古いバージョンでは#NAME?になります。Googleスプレッドシートにも同じ関数があります。
開始値と増分
最後の2つの引数で、最初の数値と数値の間隔を決めます:
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 10 to 50 | 5 down to 1 | Across a row | ||||||
| 2 | 10 | 5 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 3 | 20 | 4 | |||||||
| 4 | 30 | 3 | |||||||
| 5 | 40 | 2 | |||||||
| 6 | 50 | 1 |
=SEQUENCE(5,1,10,10)は10から始まり、毎回10を足します。=SEQUENCE(5,1,5,-1)は5から減っていきます。=SEQUENCE(1,5)は1行5列です。1つおきの数値なら増分を2にします。=SEQUENCE(10,1,1,2)は1から19の奇数を返します。
行に自動で連番を振る
手で入力した行番号は、行を足したとたんに合わなくなります。代わりに名前を数え、SEQUENCEに名前1つにつき1つの番号を作らせます:
| A | B | |
|---|---|---|
| 1 | No. | Name |
| 2 | 1 | Ann |
| 3 | 2 | Ben |
| 4 | 3 | Cara |
| 5 | 4 | Dan |
| 6 | 5 | Eve |
COUNTAはB2:B8の入力済みのセル5つを数えるので、A2は1から5を返します。B7にFinnと入力すると、番号は6まで伸びます。COUNTAは入力済みのセルなら何でも数えるので、リストに空白があってはいけません。実際のシートでは、B2:B1000のように範囲を広めにとります。リストが空だとCOUNTAは0を返し、SEQUENCE(0)は#CALC!を表示します。
連続した日付
Excelでは日付は数値(1日につき1)なので、日付を開始値に使えます。下の各行は1日ずつ増えます。数式には日付の表示形式が必要で、ないと46083のようなシリアル値が表示されます:
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Start | 2026-03-02 | Weekly | ||
| 2 | 2026-03-02 | Monday | 2026-03-02 | ||
| 3 | 2026-03-03 | Tuesday | 2026-03-09 | ||
| 4 | 2026-03-04 | Wednesday | 2026-03-16 | ||
| 5 | 2026-03-05 | Thursday | 2026-03-23 | ||
| 6 | 2026-03-06 | Friday | |||
| 7 | 2026-03-07 | Saturday | |||
| 8 | 2026-03-08 | Sunday |
B2は2026-03-02から2026-03-08までを並べ、C2は各日の曜日をMondayからSundayまで表示します。E2は増分を7にして、1週間おきの4つの日付を返します。B1を変えると3つともそれに合わせて変わります。
月単位では、月によって長さが違うので、増分30ではずれていきます。代わりに、月単位で足すEDATEにSEQUENCEを渡します。=EDATE(B1,SEQUENCE(6,1,0))は3月2日から8月2日までを返します(セルを日付の表示形式にします)。EDATEとEOMONTHについては日付に日数・月数を足すを参照してください。
SEQUENCEでカレンダーを作る
どの月も、7日の行が6行あれば収まります。マス目は1日当日かそれより前の日曜日から始めます。DATE(2026,4,1)-WEEKDAY(DATE(2026,4,1))+1は、4月1日からその日曜日までさかのぼります。セルはdの表示形式なので日にちだけが表示され、条件付き書式が4月の日を強調します:
| A | B | C | D | E | F | G | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
| 2 | 29 | 30 | 31 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 3 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 4 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 5 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 6 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 1 | 2 |
| 7 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
2026年4月1日は水曜日なので、マス目は3月の29、30、31日から始まります。A2の2つの4(とルールの4)を別の月に変えると、カレンダーが描き直されます。ほかの月の日の代わりに空白を表示するには、数式の中で各日付を判定します。その数式はLETを使うと短く書けます。
練習: 1週間おきの日付
| A | B | |
|---|---|---|
| 1 | Start | 2026-05-04 |
| 2 | Dates |
やってみよう: B2で、B1の日付から始めて1週間おきに5つの日付を列の下方向に並べてください。
ほかの数式の中のSEQUENCE
SEQUENCEは、結果そのものより補助として使われることがよくあります。よくある使い方を3つ紹介します:
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | List | Top 3 | Sum 1 to 10 | 1, 2, 3 repeated |
| 2 | Cara | Cara | 55 | 1 |
| 3 | Dan | Dan | 2 | |
| 4 | Ann | Ann | 3 | |
| 5 | Eve | 1 | ||
| 6 | Ben | 2 | ||
| 7 | 3 |
=INDEX(A2:A6,SEQUENCE(3))はリストの最初の3項目、Cara、Dan、Annを返します。Microsoft 365とExcel 2024ではTAKE(A2:A6,3)でも同じです。=SUM(SEQUENCE(10))は、入力せずに1から10を足し、55になります。=MOD(SEQUENCE(6)-1,3)+1は1、2、3、1、2、3を繰り返します。行を3つのグループに順番に割り当てるときに便利です。
よくある間違いは、結果がスピルできない場所にSEQUENCEを置くことです。=SEQUENCE(5)は、下の4つのセルのどれかにデータがあると#SPILL!を表示します。そのセルを空にするか、数式を移動します(#SPILL!エラーを参照)。
よくある質問
ExcelのSEQUENCE関数は何をする関数ですか?
1つのセルからスピルする数値のリストを返します。=SEQUENCE(5)は列の下方向に1から5を、=SEQUENCE(1,5)は行の横方向に1から5を、=SEQUENCE(5,1,10,10)は10、20、30、40、50を返します。
Excelで連続した日付を作るには?
開始値に日付を使います。=SEQUENCE(7,1,B1)はB1の日付から連続する7日を、=SEQUENCE(4,1,B1,7)は1週間おきの4つの日付を返します。結果を日付の表示形式にしないと、シリアル値が表示されます。
Excelで行に自動で連番を振るには?
番号の列の最初の行に=SEQUENCE(COUNTA(B2:B100))を入れます。B列の入力済みのセルを数え、1からその数までを返すので、新しい名前を足すと何もコピーしなくても番号が付きます。
減っていく連番を作るには?
増分をマイナスにします。=SEQUENCE(5,1,5,-1)は5、4、3、2、1を返します。=SEQUENCE(5,1,0,0.25)のように、増分は小数でも構いません。
SEQUENCEが使えるExcelのバージョンは?
Excel 2021、Excel 2024、Microsoft 365です。それより古いバージョンでは#NAME?になります。そこでは最初の2つの値を入力してフィルハンドルをドラッグするか、=ROW()-1を下にコピーします。