直角三角形では、2つの鋭角の和は90°です。一方をxとすると、もう一方は90° - xです。xの向かい側の辺は90° - xの隣の辺なので、一方の角の正弦はもう一方の角の余弦になります。
sin(90∘−x)=cos(x)
cos(90∘−x)=sin(x)
この名前はラテン語の complementi sinus(余角の正弦)、つまり90°を完成させる角の正弦に由来します。この関係は続きます。tan(90∘−x)=cot(x)、sec(90∘−x)=csc(x)。ラジアンでは、x の余角は2π−xなので、cos(2π−x)=sin(x)となります。
30°で確かめてみましょう。sin(60∘)=23であり、cos(30∘)=23も同じです。これらの恒等式は、三角形の鋭角に限らず、両辺が定義されるすべての角で成り立ちます。和と差の公式の章で、その証明を見ていきます。